2007 キャデラック・エスカレード、エンジン チェックランプ点灯 修理、ミスファイヤー,P0300

🕔2021.3.27

2009 Cadillac Escalade
エンジンチェックランプ点灯
故障コードDTCは P0300:ミスファイアー

#7のみミスファイアー発生、スパークプラグは濡れた状態。

イグニッションコイル、スパークプラグ、プラグコードを他の正常#と交換しても変わりません

・インジェクターバランス・燃圧テストはOK
・コンプレッションテストOK
・インジェクターパルスOK

・圧力トランスデューサーでアイドリング時のシリンダーコンプレッション測定すると・・・
正常の#1シリンダーコンプレッションと#7シリンダーを比較すると
インテークバルブが開いていない。

このV8エンジンは4気筒を作動解除するAFM(アクティブ・フューエル・マネージメント(V4モードでは#1,#4,#6,#7の気筒を休止する))機構があり、これが関係しているようなので
Tech2のシリンダー作動解除テストで・・・

V8モード:ECM信号OFF,ソレノイドOFF(AFM off),ソレノイドバルブ閉,油圧0,Lifter on,バルブ作動
V4モード:ECM信号ON ,ソレノイドON (AFM on),ソレノイドバルブ開 ,油圧65psi(max),Lifter free,バルブ閉

油圧の強制低下で・・・通常の172kpa~379kpa(AFMリリーフ)から100kpaまで低下すると#7ミスファイアーがなくなる。 #7バルブリフターオイル・ソレノイド(シリンダー・シャットオフソレノイドNo.4)が開いたままなので、バルブリフター・オイルソレノイドNo.4不良のためVLOM(バルブリフターオイルマニホールド)交換します。