2007 エスカレード EOP(エンジンオイルプレッシャー)の高圧不良修理

🕔2020.7.25

2007 Cadillac ESCALADE
ESS点灯で内容はP0523:EOPセンサー高電圧、P0522:EOPセンサー低電圧。
「OPS(油圧センサー)は一度交換したが、暫く走行後に同じ症状でESS点灯」との事で修理入庫です。

OPSフィルター詰まりで油圧低圧修理はよくありますが・・・・

DTCの履歴から高圧892kpa以上でOPSが壊れOkps(低電圧)に・・・
高圧でOPSが壊れるとなると、エンジンオイルの詰まり、リリーフバルブの不良?

OPS外して、油圧計テスターを接続して測定。約60-70psi、70psi以上にはならないのでとりあえずリリーフバルブはOKでしょ。
すでに「オイル交換とフラッシング剤(Wa..)を使った」との事ですが、通常:20-60psi(Min6-20psi)に対して高いので、当店お薦めのアメ車用フラッシング剤(Winn’s)2種を使用します。
E/Gフラッシング剤(OSC/即効性)で洗浄、オイル交換後エンジンオイルコンセントレート(遅効性洗浄剤)をいれて80kmほど走行。40-50psiまで下がってきました!

バルブ廻り、OPSのフィルターは汚れ無!エンジンオイルパン内リリーフバルブ付近にヘドロ溜りあり

OPS部から加圧してみるとエンジンフロントから異音があり、CMP(カムシャフトポジション)アクチュエーターソレノイドバルブを外してみると、汚れで時々シャフトが引っかかるので交換。
すべてを戻して油圧もOK

<作業内容>
 エンジンフラッシング(走行)
  即効性・遅効性フラッシング剤、走行80km
 エンジンオイルパン脱着・清掃
  フロントデフ脱着 オイルパンガスケット交換
  リリーフバルブ点検・清掃
 カムシャフトソレノイドバルブ交換
  ドライブベルト廻り脱着、ウォーターポンプ廻り脱着
  クーラント補充、エンジンオイル・フィルター交換